花狭間(読み)ハナザマ

デジタル大辞泉 「花狭間」の意味・読み・例文・類語

はな‐ざま【花狭間】

障子欄間などの組子くみこ花模様の透かし彫りを施したもの。

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精選版 日本国語大辞典 「花狭間」の意味・読み・例文・類語

はな‐ざま【花狭間】

  1. 〘 名詞 〙 扉、欄間などに、花模様を透かし彫りにしたもの。
    1. [初出の実例]「玉章をこよひ鼠にひかれけり えだにあぶらやぬりし花さま」(出典:俳諧・新増犬筑波集(1643)淀川)

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世界大百科事典(旧版)内の花狭間の言及

【社寺建築構造】より

…大仏様や禅宗様では長押がないので,貫に藁座(わらざ)を打ってその穴を利用して釣り込む。框でいくつかの部分に分かれるから,そこに盲連子,彫刻や,輪違(わちがい)などの文様を表す花狭間(はなざま)と呼ばれる格子を入れることがある。内部の間仕切りは中世までは格子戸が多く,舞良戸,襖,障子も使われた。…

※「花狭間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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