花皿(読み)ハナザラ

デジタル大辞泉 「花皿」の意味・読み・例文・類語

はな‐ざら【花皿】

花籠けこ」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「花皿」の意味・読み・例文・類語

はな‐ざら【花皿】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 法会の時、散華に使う具で、花を入れる器。花筥(けこ)
    1. [初出の実例]「正月最勝王経斎会堂装束〈略〉金銅花盤四口」(出典:延喜式(927)一三)
  3. 植物の萼(がく)
    1. [初出の実例]「春〈略〉はなさら」(出典:無言抄(1598)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の花皿の言及

【華籠】より

…宗派により〈はなご〉とも〈けろう〉とも読み,また〈衣裓(えこく)〉とも称する。花皿(はなざら)というのは俗称。散華(花)(さんげ)に用いる花を盛る皿状の器。…

※「花皿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android