芳志戸村(読み)ほうしどむら

日本歴史地名大系 「芳志戸村」の解説

芳志戸村
ほうしどむら

[現在地名]芳賀町芳志戸

下高根沢しもたかねざわ村の東に位置し、村内を五行ごぎよう川が南流する。南は秋場あきば村、北は手彦子てびこし村。手彦子村鎮守の熊野神社にあった嘉慶二年(一三八八)八月一八日銘の鰐口(大島三郎蔵)に「下州宇都宮東真壁芳志土手樋越」とある。徳治二年(一三〇七)銘を最古とする板碑が多く出土している。元和六年(一六二〇)紀伊高野山へ参詣する領内の者について書送った那須資重書状(那須譜見聞録)に芳志土村とあり、那須藩領であったと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android