芳賀町(読み)はがまち

日本歴史地名大系 「芳賀町」の解説

芳賀町
はがまち

面積:七〇・三五平方キロ

郡北部、宇都宮市の東に位置する。南は真岡もおか市、東は市貝いちかい町、北は那須郡南那須町・塩谷郡高根沢たかねざわ町。ほぼ南北に五行ごぎよう川とその支流野元のもと川が流れ、北東部小貝こかい川支流のおお川が南流する。南部を国道一二三号が通る。近世は芳賀郡に属し、現町域には天保郷帳によれば一九ヵ村があった。支配領主は必ずしも明確でないが、村ごとに複雑に変遷する。幕府領・旗本領のほか、大田原藩領・宇都宮藩領・吹上藩領・烏山藩領・黒羽藩領・下総結城藩領・常陸笠間藩領などがあり、村によっては八領主による支配をうけた時期もある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「芳賀町」の意味・わかりやすい解説

芳賀〔町〕
はが

栃木県東部,下野平野の東部で五行川沿いにある町。 1954年祖母井 (うばがい) 町 (1928年町制) と水橋 (みずはし) ,南高根の2村が合体して成立。中心地区の祖母井は,江戸時代に関街道宿場町として発達。東部と西部台地が広がり,畑地が多く,ナシを産する。五行川などの流域では米作が行われ,58年から土地改良事業が進められて農地整備が完了。西部の台地に大規模な工業団地造成が行われ,工場などが誘致された。面積 70.16km2人口 1万4961(2020)。

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