弘法大師(読み)コウボウダイシ

デジタル大辞泉 「弘法大師」の意味・読み・例文・類語

こうぼう‐だいし〔コウボフ‐〕【弘法大師】

空海くうかい諡号しごう

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精選版 日本国語大辞典 「弘法大師」の意味・読み・例文・類語

こうぼう‐だいしコウボフ‥【弘法大師】

  1. 空海諡号(しごう)

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日本歴史地名大系 「弘法大師」の解説

弘法大師
こうぼうだいしびよう

[現在地名]高野町高野山

奥院の最も奥に位置する三間四面・檜皮葺宝形造の廟所。一般には御廟とよばれている。御手印縁起付載絵図には「奥院入定廟所」とあり、廟堂(宇治関白高野山御参詣記)・高野廟堂(白河上皇高野御幸記)・高野霊廟(鳥羽上皇高野御幸記)とも記される。空海は承和元年(八三四)九月自ら廟所を定めたといわれ(空海僧都伝)、翌二年三月二一日没したのち、七七日(四九日)を経て弟子たちによって当廟に移され、人が出入りできないように石壇を畳み、その上に五輪卒塔婆を建てて種々の梵本陀羅尼を入れ、さらにその上に宝塔を建てて仏舎利を安置した。

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改訂新版 世界大百科事典 「弘法大師」の意味・わかりやすい解説

弘法大師 (こうぼうだいし)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「弘法大師」の解説

弘法大師 こうぼうだいし

空海(くうかい)(1)

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百科事典マイペディア 「弘法大師」の意味・わかりやすい解説

弘法大師【こうぼうだいし】

空海

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「弘法大師」の解説

弘法大師
こうぼうだいし

空海(くうかい)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「弘法大師」の意味・わかりやすい解説

弘法大師
こうぼうだいし

空海

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旺文社日本史事典 三訂版 「弘法大師」の解説

弘法大師
こうぼうだいし

空海

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「弘法大師」の意味・わかりやすい解説

弘法大師
こうぼうだいし

空海」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の弘法大師の言及

【仮名】より

…また女手は漢字による日記の中へ混用されることもあった。 平仮名の作者を弘法大師とする伝承があるが,それは〈いろは歌〉を弘法大師の作と伝える平安時代末期以後の誤説にもとづくもので,平仮名は特定の人の創案によるものではない。〈いろは歌〉は清濁を合わせて1音に数えて47音から成っているが,弘法大師の生存したころには,ア行ヤ行のエの区別,コの音の2類の区別が存在していた時代であるから,もし弘法大師が〈いろは歌〉のようなものを作るとすれば48または49の音のものを作ったであろう。…

【空海】より

…弘法大師,俗に〈お大師さん〉と略称する。平安時代初期の僧で日本真言密教の大成者。…

【職業神】より

…猟師,炭焼き,木樵(きこり),木挽(こびき)など山稼ぎ職の信ずる山の神は,農民のいう山と里を去来する山の神と信仰を異にし,山の神は一年中山に鎮まると考え,特殊な形をした木を山の神の木としてとくに神聖視する風がある。 木樵や木挽は山の神をオオイゴと呼んだところから,それに大子,太子の字をあててダイシ,タイシと読まれ,弘法大師や元三(がんざん)大師,智者大師などに付会した話に語り伝えられ,太子様すなわち聖徳太子とも混同して信仰するようになった。 炭焼き仲間では煙出しの穴から出る煙の色をいかによく判別するかという炭焼き技術の要諦を弘法大師から教えられたのだといい,煙出しの穴をダイシアナと呼ぶところが東日本にはたくさんあった。…

【大師】より

…天台大師(智顗(ちぎ)),弁覚大師(慧遠(えおん))などがその例である。日本でも866年(貞観8)最澄に伝教(でんぎよう)大師,円仁(えんにん)に慈覚大師の号が天皇から贈られて以来,空海の弘法(こうぼう)大師など各宗の宗祖に贈られた。とくに空海の弘法大師の名は人々に親しまれ,単に〈大師〉といえば弘法大師を指す。…

【大師信仰】より

…弘法大師,元三(がんざん)大師,善導大師など各宗派の祖や高僧に対する信仰をさすが,大師信仰として一括されるのは,これらの基底にオオイコ(大子)として神の子や遊行の神が村に現れるとする信仰があるとされるからである。この傾向はとくに弘法大師に強い。…

【畑作儀礼】より

…畑の神という名称は東北や中部地方の一部に見いだされるが,その他では山の神,地の神などに包含されており,水田稲作における田の神ほど普遍的な存在ではない。ただ注目されるのは,畑作の主要作物である関東以西の麦栽培地帯では,日本に麦をもたらしたのが弘法大師であるという伝説が多く聞かれ,それが儀礼構成の主要素となっている地方がある。第2には,主として焼畑にみられる儀礼であるが,春に山に入るときに里と山との境界で山の神を祭り,秋に山を下りるとき境界で自分の妻と飲食を共にするところが全国の各地に見いだせるのは,平地に住居を移したのちも,山がなお独自の空間として認識されていることを示すものであろう。…

【六玉川】より

…(1)古歌による六玉川。弘法大師(空海),藤原俊成(としなり),藤原定家(さだいえ),能因らの歌に詠まれた六つの玉川を総称したもので,山城(京都)の井出,紀伊(和歌山)の高野山,摂津(大阪)の三島,近江(滋賀)の野路(のじ),武蔵(東京)の調布,陸奥(宮城)の野田の玉川を指す。弘法大師は〈忘れても汲みやしつらむ旅人の高野のおくの玉川のみづ〉(《風雅集》),俊成は〈駒とめてなほ水かはむ山ぶきの花の露そふ井出の玉川〉(《新古今集》)と詠んでいる。…

※「弘法大師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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