芹沢博文(読み)セリザワ ヒロフミ

20世紀日本人名事典 「芹沢博文」の解説

芹沢 博文
セリザワ ヒロフミ

昭和期の棋士 将棋9段。



生年
昭和11(1936)年10月23日

没年
昭和62(1987)年12月9日

出生地
静岡県沼津市

学歴〔年〕
目黒一中卒

経歴
小学校の時木村義雄名人に2枚落ちで勝ち、天才といわれた。中学2年の春上京し、高柳敏夫8段のもとに6級で入門。以後、1年足踏みしたほかは毎年昇段、昭和36年24歳で8段とスピード昇進。59年9段に。将棋界では無冠だが、多才ぶりはつとに知られ、クイズ番組「アイ・アイゲーム」の解答者で人気を得る一方エッセイストとしても活躍。また「将棋小唄」「野風増」などレコードも出している。酒豪のため晩年肝臓をこわし、入退院を繰り返していた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「芹沢博文」の解説

芹沢博文 せりざわ-ひろぶみ

1936-1987 昭和時代後期の将棋棋士。
昭和11年10月23日生まれ。昭和25年高柳敏夫に入門。30年4段。34年東京新聞杯で準優勝。36年A級入り,59年9段。観戦記,随筆のほか,テレビ,ラジオで活躍するなど,多才ぶりで知られた。昭和62年12月9日死去。51歳。静岡県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「芹沢博文」の解説

芹沢 博文 (せりざわ ひろふみ)

生年月日:1936年10月23日
昭和時代の棋士。将棋9段
1987年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android