芹谷村(読み)せりだにむら

日本歴史地名大系 「芹谷村」の解説

芹谷村
せりだにむら

[現在地名]砺波市芹谷

池原いけのはら村の南にあり、西境和田わだ川が北へ流れる。南部に天狗てんぐ(一九二・五メートル)がそびえる。永正三年(一五〇六)九月二六日の遊佐慶親書状(護国八幡宮文書)に「芹谷合戦」とみえ、永正一揆の際の同年九月一九日、当地を含む般若野はんにやの芹谷一帯で越後守護代長尾能景・越中守護代遊佐慶親の軍勢と一向一揆との間で合戦があり、能景が戦死している(本土寺過去帳)。元和五年(一六一九)の家高新帳に芹谷とみえ、開発組に属し役家数三。正保郷帳では高九一石余、田方七反余・畑方五町三反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高九七石、ほかに同四年の新田高八石があり、免はともに三ツ四歩。小物成は山役九〇目(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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