苅屋形村(読み)かりやがたむら

日本歴史地名大系 「苅屋形村」の解説

苅屋形村
かりやがたむら

[現在地名]芸北町苅屋形

奥原おくばら村の南に位置し、標高約六四〇メートルの地に集落がある。北は草安くさやす村とも接し、西は石見波佐はざ(現島根県那賀郡金城町)、南は荒神原こうじんばら村。村名は「古、石見の人某、常にここに来り、狩猟をなし、屋を構ふ、故に名付く」(芸藩通志)と伝える。元和五年(一六一九)の安芸国知行帳に「狩屋形村」とあるが、後に「苅屋形村」と改める(広島藩御覚書帖)。前記知行帳に高一〇二・二七四石とあり、以後変更はない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android