苔むす(読み)こけむす

精選版 日本国語大辞典 「苔むす」の意味・読み・例文・類語

こけ【苔】 むす

  1. ( 「むす」は生えるの意 ) 苔が生える。苔で一面におおわれる。多く、古くなる、古めかしくなる、永久である、などのたとえに用いられる。
    1. [初出の実例]「妹が名は千代に流れむ姫島の子松が末(うれ)に蘿生(こけむす)までに」(出典万葉集(8C後)二・二二八)
    2. 「わがきみは千世にやちよにさざれいしのいはほとなりてこけのむすまで〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)賀・三四三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む