デジタル大辞泉 「苛らがす」の意味・読み・例文・類語 いららが・す【▽苛らがす】 [動サ四]《「いららかす」とも》角張らせる。高く突き出させる。目立つようにする。いからす。「猪のししの出で来て…毛を―・して走りてかかる」〈宇治拾遺・九〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「苛らがす」の意味・読み・例文・類語 いららが・す【苛】 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 高く突き出るようにする。かどだてる。目だつようにする。いららぐ。[初出の実例]「鼻をいららがし、さし仰ぎてゐたるを」(出典:落窪物語(10C後)二)「猪のししの出できて〈略〉毛をいららがして、走りてかかる」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例