精選版 日本国語大辞典 「苛立」の意味・読み・例文・類語
いら‐だ・つ【苛立】
[1] 〘自タ五(四)〙
① とげや毛が一面に立つ。
※玉塵抄(1563)四七「日のくれて山の端えをつる時分さむい毛いらだった馬に駄てもどるぞ」
② (思うようにいかなかったり、不快なことがあったりして)気持がたかぶる。あせってじりじりする。いらいらする。じれる。いらつ。
[2] 〘他タ四〙 不快な刺激などで気持をたかぶらせる。いらいらさせる。
[3] 〘他タ下二〙 ⇒いらだてる(苛立)
いらだたし・い【苛立】
〘形口〙 いらだたし 〘形シク〙 (動詞「いらだつ(苛立)」の形容詞化) あせって心に余裕がない感じである。思うようにいかない事や、不快な事などのため感情がたかぶっている。また、人の気持をいらいらさせるような物事のさまである。〔名語記(1275)〕
いらだたし‐げ
〘形動〙
いらだたし‐さ
〘名〙
いら‐だち【苛立】
いら‐だ・てる【苛立】
〘他タ下一〙 いらだ・つ 〘他タ下二〙 不快な刺激などで気持をたかぶらせる。いらいらさせる。いらだたす。
いらだたし【苛立】
〘形シク〙 ⇒いらだたしい(苛立)
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