日本歴史地名大系 「若旅村」の解説 若旅村わかたびむら 栃木県:真岡市若旅村[現在地名]真岡市若旅鬼怒川左岸の洪積平坦地とその東部に続く低台地とからなり、東は寺内(てらうち)村、北は中(なか)村。口碑によれば、若倭部連が村内の中子(なかご)に拓殖し、その功田となり、村名を若倭部(わかやまとべ)と号し、それがわかたびと変化し、延喜(九〇一―九二三)の頃若旅の文字を用いるようになったという(「中村郷土誌」中村八幡宮蔵)。慶長六年(一六〇一)幕府領、のち宇都宮藩領。慶安郷帳によると、田高五八三石余・畑高二六〇石余。承応二年(一六五三)の検地で、高五六八石余・反別九八町三反余(中村郷土誌)。元禄二年(一六八九)幕府領となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by