若猪野村(読み)わかいのむら

日本歴史地名大系 「若猪野村」の解説

若猪野村
わかいのむら

[現在地名]勝山市若猪野

九頭竜くずりゆう川右岸の河岸段丘末端部に位置し、北は上高島かみたかじま村、南ははこの渡を経て大野城下に至る街道沿いの集村。村名は、天文八年(一五三九)一〇月一八日の平泉寺賢聖院々領所々目録(平泉寺文書)に「上若伊野村」または「若井野村」とみえるのが早い。正保郷帳によれば田方五五四石余・畠方一二三石余。慶長五年(一六〇〇)から福井藩領、寛永元年(一六二四)勝山藩領、正保元年(一六四四)幕府領で福井藩預地、貞享三年(一六八六)幕府直轄地、元禄五年(一六九二)以降美濃国郡上藩領となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android