勝山市(読み)かつやま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

勝山〔市〕
かつやま

福井県北東部,九頭竜川に沿う大野盆地の北半と白山火山群の山地を占める市。 1954年勝山町と平泉寺村,村岡村,野向村,北谷村,荒土村,北郷村,鹿谷村,遅羽村の8村が合体,市制施行。市名は近世以来の町名で,平泉寺を落とした一向一揆が拠点の村岡山を勝山 (かちやま) と呼んだことに由来するという。経ヶ岳山麓の平泉寺白山神社は奈良時代の開基で,白山信仰の中心地。市街地は九頭竜川右岸の河岸段丘上に立地する。柴田勝家の養子勝安が築城し,近世に入り小笠原貞信が入拠して城下町を形成した。九頭竜川舟運の終点で,福井市,大野市,また谷峠を越えて白山市 (石川県) へも通じる交通の要地であった。明治末期から大規模の機業が興り,県の繊維工業の一中心地となった。史跡に白山平泉寺城跡,名勝に旧玄成院庭園がある。市域を流れる九頭竜川は国の天然記念物「アラレガコ (カジカ科の魚) 生息地」。市内北山町杉山の手取層から,勝山恐竜群と呼ばれる十数種の化石が発見されている。白山国立公園奥越高原県立自然公園に属する。えちぜん鉄道勝山永平寺線が市の西部を通り,国道 157号線,416号線が通じる。面積 253.88km2人口 2万4125(2015)。

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