日本歴史地名大系 「若美町」の解説 若美町わかみまち 秋田県:南秋田郡若美町面積:三九・八七平方キロ八郎潟西岸に位置し、男鹿(おが)半島の東部潟西(かたにし)台地と低砂丘からなる南北に細長い地域を占める。北端部は山本郡八竜(はちりゆう)町の芦崎(あしざき)、南端部は男鹿市船越(ふなこし)に接する。東は大潟村、西は砂丘地帯を経て日本海および寒風(かんぷう)山麓に続く。湖岸に沿って県道能代―船越線が南北に貫走、藩政期には津軽氏の参勤交代路でもあった。男鹿市脇本(わきもと)から寒風山麓を回って湖岸角間崎(かくまざき)に通ずる旧道が交差する。北部潟西地区は寒風山麓から野石(のいし)地区へかけて砂丘地帯の上に造成された畑地が多く、また八郎潟沿いの低湿地域が水田化されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報