若音(読み)わかね

精選版 日本国語大辞典 「若音」の意味・読み・例文・類語

わか‐ね【若音】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 若い鳴き声。まだ成熟しない鳥の、たどたどしい鳴き声。
    1. [初出の実例]「雪の内に涙とけゆく鶯はわかねに鳴て春やしるらむ〈源通具〉」(出典:千五百番歌合(1202‐03頃)三九番)
  3. 延年舞(えんねんまい)で、児(ちご)高音で謡う曲節。また、その役。
    1. [初出の実例]「漸及夜隠之程、有延年之沙汰、是西堂定顕得業之結構也〈略〉自延年者方出若音児舞畢」(出典:東大寺続要録(1281‐1300頃)拝堂篇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む