若音(読み)わかね

精選版 日本国語大辞典 「若音」の意味・読み・例文・類語

わか‐ね【若音】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 若い鳴き声。まだ成熟しない鳥の、たどたどしい鳴き声。
    1. [初出の実例]「雪の内に涙とけゆく鶯はわかねに鳴て春やしるらむ〈源通具〉」(出典:千五百番歌合(1202‐03頃)三九番)
  3. 延年舞(えんねんまい)で、児(ちご)高音で謡う曲節。また、その役。
    1. [初出の実例]「漸及夜隠之程、有延年之沙汰、是西堂定顕得業之結構也〈略〉自延年者方出若音児舞畢」(出典:東大寺続要録(1281‐1300頃)拝堂篇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む