デジタル大辞泉 「延年舞」の意味・読み・例文・類語 えんねん‐まい〔‐まひ〕【延年舞】 寺院で、法会のあと僧侶・稚児たちが行った遊宴の歌舞。平安中期に起こり、鎌倉・室町時代に盛行。曲目は多彩で、現在は数か所でその面影を伝えるものが行われている。延年の舞。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「延年舞」の意味・読み・例文・類語 えんねん‐まい‥まひ【延年舞】 〘 名詞 〙 寺院芸能の一つ。僧侶、稚児たちが行なった歌舞。平安中期に起こり、鎌倉、室町時代に盛んに行なわれた。比叡山の延暦寺、奈良の東大寺・興福寺その他の大寺で、大法会(だいほうえ)のあとの遊宴の席で、余興として演じられたもの。伴奏楽器は銅鈸子(どうばっし)、鼓など。その種類は多く、のちには遊僧(ゆそう)という専門家も現われた。能楽中にもとり入れられている。延年。延年の舞。〔随筆・遠碧軒記(1675)〕延年舞〈法然上人絵伝〉 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例