苦縛(読み)くばく

精選版 日本国語大辞典 「苦縛」の意味・読み・例文・類語

く‐ばく【苦縛】

  1. 〘 名詞 〙 人間界のさまざまな苦によって束縛されること。「苦縛の凡地」の形で用い、人間世界をさしていう。
    1. [初出の実例]「彌勒は高く兜率天の上に有りて、願に応じて示す所を、願主は下の苦縛の凡地に在りて、深く信(う)け」(出典日本霊異記(810‐824)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む