茄子一色村(読み)なすびいつしきむら

日本歴史地名大系 「茄子一色村」の解説

茄子一色村
なすびいつしきむら

[現在地名]浜松市茄子町なすびちよう

馬込まごめ川右岸、船越一色ふなこしいつしき村の北に位置。松平忠頼領郷村帳に「なすひ一色村」とみえ、高四八石余、畑七町五反余、うち川成二五石余。慶長一五年(一六一〇)の水野重仲知行割帳に村名がみえる。領主変遷向宿むこうじゆく村と同じ。延宝(一六七三―八一)頃の青山氏領分絵図では本田二八石余・新田五石余・立藪一反余。当村地先の馬込川で取水する二筋の用水路が描かれ、一つは佐藤一色さとういつしき村から植松うえまつ村を通って塚越つかごし村に至り、もう一筋は上中島かみなかじま村から楊子ようず村を経て福塚ふくづか村に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android