茜さし(読み)アカネサシ

デジタル大辞泉 「茜さし」の意味・読み・例文・類語

あかね‐さし【×茜さし】

[枕]「茜さす」と同意で、連用形として動詞「照る」にかかる。
「―照れる月夜つくよに」〈・二三五三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「茜さし」の意味・読み・例文・類語

あかね‐さし【茜さし】

  1. ( 「あかねさす」と同意であるが、動詞に続くので、連用形をとる ) 茜色に輝いて、の意で、「照る」にかかる。
    1. [初出の実例]「大伴の見つとは云はじ赤根指(あかねさし)照れる月夜に直(ただ)に逢へりとも」(出典万葉集(8C後)四・五六五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android