茶飲(読み)ちゃのみ

精選版 日本国語大辞典 「茶飲」の意味・読み・例文・類語

ちゃ‐のみ【茶飲】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 茶をよく飲むこと。茶を飲むのが好きなこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「茶のみといふ者は別而茶の具をばいはず、いづくにても十服茶などをよく呑て〈略〉其所の茶と前山名金吾などの様に飲しるを茶呑といふ也」(出典:正徹物語(1448‐50頃)下)
  3. 茶人。茶の宗匠。茶に心得のある人。
    1. [初出の実例]「茶飲(ノ)み連歌仕を集めて、朝夕遊び興ぜさせ給ひしかば」(出典太平記(14C後)三〇)
  4. ( 茶をよく飲むところから ) 老人をいう。
  5. ちゃのみぢゃわん(茶飲茶碗)」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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