草の綟摺（読み）くさのもじずり

精選版日本国語大辞典「草の綟摺」の意味・読み・例文・類語

摺衣(すりごろも)の一種。忍草(しのぶぐさ)の葉や茎の汁を布にすりつけて種々の模様を染め出したもの。忍摺(しのぶずり)。
1. [初出の実例]「起き立(たつ)野路の袖の露、草のもぢずり忍ぶ身は」(出典：浄瑠璃・井筒業平河内通（1720）二)

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