摺衣(読み)すりぎぬ

精選版 日本国語大辞典 「摺衣」の意味・読み・例文・類語

すり‐ぎぬ【摺衣】

  1. 〘 名詞 〙すりごろも(摺衣)
    1. [初出の実例]「蔵人の式部の丞の、白馬(あをむま)の日大路練りたる。その日、靱負(ゆげひ)の佐(すけ)のすりぎぬやうする」(出典枕草子(10C終)二九五)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「摺衣」の意味・わかりやすい解説

摺衣
すりごろも

模様染の一種草木の花や葉を布にすりつけて自然のままの文様を染め出したもの。また,花や葉の汁でまだらに染めたものもいう。平安時代頃から行われた。後世では花鳥草木の模様を彫り出した版木型紙を用いて布面に糊を盛り,上からアイ (藍) の葉や種々の花を布に包んだものをこすりつけて模様を染め出すようになった。

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