精選版 日本国語大辞典 「草を分けて捜す」の意味・読み・例文・類語 くさ【草】 を 分(わ)けて=捜(さが)す[=尋(たず)ねる・詮議(せんぎ)する] あらゆる手段を尽して、残るところなくすみずみまで捜し求める。草の根を分けて捜す。[初出の実例]「富士の裾野(すその)のくさをわけ、山々の木の下の草の根を分けて、至らぬ所もなく尋ね給へども」(出典:御伽草子・花世の姫(室町時代物語集所収)(室町末))「草(クサ)を分(ワ)けて詮議(センギ)致せど、一向に行方知れず」(出典:歌舞伎・三人吉三廓初買(1860)六幕) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例