草取る(読み)くさどる

精選版 日本国語大辞典 「草取る」の意味・読み・例文・類語

くさ‐ど・る【草取】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ( 古くは「くさとる」か。「くさ(草)取る」が一語化したもの ) 鷹狩りで、鷹が草むらの中の鳥を捕える。
    1. [初出の実例]「御狩野になく鈴虫をはし鷹の草とりて行く音かとぞ聞く〈源兼昌〉」(出典:永久百首(1116)秋)

くさ【草】 取(と)

  1. 草を手に取る。草をつかむ。また、草を刈り取る。一説に、葛を引き抜く意もあるか。
    1. [初出の実例]「月夜吉み鳴くほととぎす見まく欲り吾れ草取(くさとれ)り見む人もがも」(出典万葉集(8C後)一〇・一九四三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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