草山遺跡(読み)くさやまいせき

日本歴史地名大系 「草山遺跡」の解説

草山遺跡
くさやまいせき

[現在地名]松阪市久保町 草山、下村町 草山

久保くぼ古墳の北東側に隣接する丘陵地に広がる。丘陵地は沖積低地中にある低い独立丘で、標高一六メートル、比高八メートルほど、発見当初は南西側の丘陵裾部分の辺りが遺跡と思われていた。昭和五六年(一九八一)の試掘調査で、丘陵地全体が遺跡であり、面積は三万平方メートルほどと判明し、弥生時代後期の竪穴住居跡、奈良時代の掘立柱建物跡、室町時代の井戸跡が検出された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android