荷口村(読み)にくちむら

日本歴史地名大系 「荷口村」の解説

荷口村
にくちむら

[現在地名]東根市荷口

みだれ川扇状地の扇端部に位置し、湧水量の多い泉が点在し、これらの泉の水が荷口川となって北流し村山野むらやまの川に注ぐ。村の南西部で乱川が最上川に合流する。北は羽入はにゆう村。南の乱川対岸は今町いままち村・大町おおまち(現天童市)。村名は往古の湖水時代、通船の積荷発着場であったことにちなむという(山形県地理名勝史蹟集成)。最上氏領から元和八年(一六二二)山形藩領、寛文八年(一六六八)下野宇都宮藩領、天和元年(一六八一)陸奥白河藩領、寛保元年(一七四一)幕府領、寛政二年(一七九〇)以降常陸土浦藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android