山形盆地北東部に位置し、北は村山市・
村山郡は仁和二年(八八六)最上郡から分離新設された。その郡衙が当市郡山付近と推定される。「延喜式」の駅路でも最上駅を山形市付近とすれば、次の村山駅はこの地域が妥当である。「和名抄」は村山郡に六郷を記すが、当市域は北隣の村山市とともに村山郷に入ると思われる。昭和五六年(一九八一)と同五八年の二次にわたる調査の結果、郡山遺跡で礎石根石や多量の炭化米・土師器・赤焼土器などが発見され、遺跡年代は一一世紀を下らないこと、古代出羽国村山郡衙の倉庫部分であることが確認された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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