デジタル大辞泉 「莫告藻」の意味・読み・例文・類語 なのりそ【×莫▽告▽藻/神=馬=藻】 ホンダワラの古名。和歌では「な告のりそ」の意に掛けて用いられたり、「名告る」を導く序詞を構成したりする。なのりそも。「海わたの底沖つ玉藻の―の花妹と我あれとここにありと―の花」〈万・一二九〇〉 なのりそ‐も【×莫▽告藻】 「なのりそ」に同じ。「浜藻を号なづけて―と謂へり」〈允恭紀〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「莫告藻」の意味・わかりやすい解説 莫告藻なのりそsargasso ホンダワラ属 Sargassumの古名。しかし今日はその1種 S. tonneriにあてている人もある。なお日本における海藻学の先駆者遠藤吉三郎の著 (1909) に莫語花と書いて「なのりそ」と読ませているものがあるが,これはホンダワラ属の意味である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報