菅家遺誡(読み)カンケイカイ

デジタル大辞泉 「菅家遺誡」の意味・読み・例文・類語

かんけいかい〔クワンケヰカイ〕【菅家遺誡】

教訓書。2巻。著者未詳。室町時代成立といわれる。公家で守るべきことを菅原道真に仮託して33条にまとめたもの。神事田猟武備刑罰冠婚葬祭などに分類。菅家遺訓。かんけゆいかい。

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精選版 日本国語大辞典 「菅家遺誡」の意味・読み・例文・類語

かんけいかいクヮンケヰカイ【菅家遺誡】

  1. 教訓書。二巻。菅原道真著といわれるが仮託書の可能性が高い。鎌倉末期までには成立か。神事、田猟、武備、刑罰、冠婚葬祭などに関して、公家で注意すべきこと、守るべきことを三五章に収めたもの。菅家遺訓。

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