冠婚葬祭(読み)カンコンソウサイ

とっさの日本語便利帳の解説

冠婚葬祭

本来「冠婚葬祭」は、元服・婚礼・葬儀・祖先の祭祀四つの儀式をいった。しかし現在は、「冠」は人生の通過儀礼、「祭」は年中行事的な祭事の意味に使われている。

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大辞林 第三版の解説

かんこんそうさい【冠婚葬祭】

元服・婚礼・葬儀・祖先の祭祀のこと。古来最も重要とされてきた四つの大きな儀式。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

冠婚葬祭
かんこんそうさい

冠は加冠の意で成年式を表し、子供の成長に伴う諸儀礼をいう。婚は婚礼、葬は葬式、祭は葬式に続く先祖供養の祭りをいう。このような個人の生涯における重要な節々に行われる一連の儀礼は、民俗学上の用語では通過儀礼、通過儀式、生涯儀礼などとよぶ。冠婚葬祭ということばは発言しやすいため盛んに使われているが、実際に使われる意味は、冠と婚と葬祭だけを個別にさしているとは限らず、これらに代表されるような伝承的な行事一般をいうことが多い。したがって、ある場合には、冠・婚・葬祭の行われるような、日常と違った生活を送る日を総称していい、ハレの日、物日(ものび)、祝儀、不祝儀などの用語に近い使い方をする。またある場合には、これらの機会にしばしば贈答や共同飲食を伴うところから、親類縁者や近隣の人々とのつきあいの機会、義理を果たすべき機会、旧来のしきたりや慣行を迫られる機会、というようにも理解されている。[井之口章次]

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