菊菱(読み)きくびし

精選版 日本国語大辞典 「菊菱」の意味・読み・例文・類語

きく‐びし【菊菱】

  1. 〘 名詞 〙 菊の花を菱形(ひしがた)図案化した文様。また、紋所もあり、十六葉一重表菊が普通だが、ほかに裏菊菱、陰菊菱、鬼菊菱、割菊菱、三つ盛菊菱などもある。
    1. [初出の実例]「間もなく、清子が大業平の羽織に菊菱模様の着物で静かにお茶を持って這入って来た」(出典:家族会議(1935)〈横光利一〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android