菓成寺(読み)かじようじ

日本歴史地名大系 「菓成寺」の解説

菓成寺
かじようじ

[現在地名]新井市上堀之内 松葉

上堀之内かみほりのうち集落の中央付近に建ち、大鹿山と号し、浄土真宗本願寺派、本尊阿弥陀如来。信州水内みのち小境こざかい(現長野県飯山市)に居住していた竹田伊勢守清貞が、明応六年(一四九七)に本山八世恵燈に帰依し、浄貞と改名して六字の名号を受けた。三世浄真のとき九世実如から寺号と阿弥陀如来の画像を受け、永正四年(一五〇七)頸城くびき大鹿おおじか(現中頸城郡妙高村)に移り、さらに元亀二年(一五七一)に現在地へ移って寺号を称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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