菩提声(読み)ボダイゴエ

デジタル大辞泉 「菩提声」の意味・読み・例文・類語

ぼだい‐ごえ〔‐ごゑ〕【×提声】

菩提を求めて一心に念仏を唱える声。
殿上人の―もあやにくなるまで聞こえたり」〈栄花・さまざまの喜び〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「菩提声」の意味・読み・例文・類語

ぼだい‐ごえ‥ごゑ【菩提声】

  1. 〘 名詞 〙 さとりを得ようとして一心に唱名する声。念仏を唱える声。
    1. [初出の実例]「殿上人の菩提ごゑもあやにくなるまで聞えたり」(出典:栄花物語(1028‐92頃)様々のよろこび)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android