菩提木村(読み)ぼだいぎむら

日本歴史地名大系 「菩提木村」の解説

菩提木村
ぼだいぎむら

[現在地名]所沢市山口やまぐち

氷川ひかわ村の南にあり、北境を柳瀬やなせ川が東の町谷まちや村へ流れる。狭山丘陵山口谷に位置する村々の一。村名は菩提樹とも書き(武蔵野話)、菩提樹の大木があったことに由来するという。入間いるま郡山口領に属した(風土記稿)。田園簿では田六六石余・畑五九石余、幕府領・旗本松風領。文政一〇年(一八二七)の組合村々取締方其外議定連印書付(岩岡家文書)では幕府領・旗本松風領。以後幕末まで続く。寛文四年(一六六四)に松風氏によるとみられる検地があり、延宝五年(一六七七)には幕府代官による検地が行われた。化政期の家数二〇余(風土記稿)。尾張徳川家の鷹場村(延宝六年「御鷹場絵図」徳川林政史研究所蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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