萌芽更新(読み)ホウガコウシン

デジタル大辞泉 「萌芽更新」の意味・読み・例文・類語

ほうが‐こうしん〔ハウガカウシン〕【萌芽更新】

樹林を人為的に更新する方法一つ樹木を伐採し、その切り株や木の根元から伸びた萌芽が生長し、やがて新たな樹林を構成する。日本では昭和30年代半ば頃まで、この方法による薪炭林の維持管理が広く行われていた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の萌芽更新の言及

【天然更新】より

…林を仕立てようとする区域の中に落ちた種子が発芽して定着する場合(天然下種更新)が最も普通で,狭義ではこれを天然更新とよぶ。広義では,切株からの萌芽が大きくなる場合(萌芽更新),下枝が地面につき発根して独立の林木に生長する場合(伏条更新),タケの地下茎からたけのこが発生して育つ場合(地下茎更新)も含められる。 天然下種更新には,種子の親木の位置によって側方下種と上方下種が区別されているが,さらに両者の中間的な林縁下種とよばれる方法もある。…

※「萌芽更新」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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