萌芽(読み)ホウガ

デジタル大辞泉 「萌芽」の意味・読み・例文・類語

ほう‐が〔ハウ‐〕【×萌芽】

[名](スル)
草木の芽のもえ出ること。また、その芽。めばえ。
新しい物事が起こりはじめること。また、物事の起こるきざし。「自立心萌芽
[類語](1芽生える芽吹く芽ぐむ萌える萌え出る萌え立つ角ぐむ芽差す・芽を吹く・芽が出る芽を出す兆す芽出し芽立ち芽生え発芽出芽発根実生みしょう/(2兆す催す芽生える生まれる起こる起きる生ずる発する生起する発生する湧く出来る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「萌芽」の意味・読み・例文・類語

ほう‐が ハウ‥【萌芽】

〘名〙
① 草木が芽を出すこと。また、その芽。芽生え。
経国集(827)一四・和出雲巨太守茶歌〈惟氏〉「山中茗早春枝、萌芽採擷為茶時」 〔礼記月令
② 物事の起ころうとするしるしが現われること。また、ある事が生ずるもとになるもの。きざし。
日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉四「其間自から一種中間の文法を生ずるの萌芽を発せり」 〔鬼谷子‐抵

ほう‐げ ハウ‥【萌芽】

〘名〙 (「げ」は「芽」の呉音) =ほうが(萌芽)
地蔵菩薩霊験記(16C後)乙「仏種正覚の萌芽(ハウゲ)を生成せしめ七聖財を出産し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「萌芽」の読み・字形・画数・意味

【萌芽】ほう(はう)が

めばえ。漢・東方朔〔非有先生論〕鳳凰來(きた)り集ひ、麒郊に在り。甘露り、朱す。異族の人、風に(むか)ひ義をふ。

字通「萌」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android