萩の花摺り(読み)ハギノハナズリ

デジタル大辞泉 「萩の花摺り」の意味・読み・例文・類語

はぎのはな‐ずり【×萩の花×摺り】

萩の花を布地に摺りつけて染めること。また、その布。また、萩の咲いている野原を行って、衣服が萩の花の色に染まることともいう。
「わがきぬは野原篠原―や」〈催馬楽更衣

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「萩の花摺り」の意味・読み・例文・類語

はぎ【萩】=の[=が]花摺(はなず)

萩の花が咲いている原に分け入って、衣服が萩の花の色に染まること。また、その衣服。萩の花を布にすり込んで染めることやその布もいう。
※催馬楽(7C後‐8C)更衣「更衣せむや さきむだちや 我が衣は 野原篠原 波支乃波名須利(ハキノハなスリ)や さきむだちや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android