萩崎村(読み)はぎざきむら

日本歴史地名大系 「萩崎村」の解説

萩崎村
はぎざきむら

[現在地名]小倉北区萩崎町・明和町めいわまち三萩野みはぎの一丁目

小倉城下の南東中津口なかつぐち村の南、神岳かんたけ川左岸に位置する。周辺は古く洲崎で、博士(陰陽師)、占者が住んでいたので八卦崎と称していたのが転訛したともいう(企救郡誌)。現在も陰陽師の子孫が住む。元禄国絵図などに記載がなく、西の片野かたの村のうちとされていたらしいが、小倉領内では独立村の扱い。幕末の各村覚書では本高二二一石余、田一四町四反余・畠四町二反余、物成一三六石余、竈数二五・人数一三二、牛九・馬三、竜王社森など。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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