萩谷村(読み)はぎたにむら

日本歴史地名大系 「萩谷村」の解説

萩谷村
はぎたにむら

[現在地名]高槻市萩谷

霊仙寺りようぜんじ村の北にあり、あくた川の支流萩谷川の河谷に位置する。中央を丹波道が南北に走り、北は地獄じごく谷を経て丹波国桑田郡に至る。北から才所さいじよ上条かみじよう下条垣内がある。長寛二年(一一六四)八月一五日の年紀をもつ神峰山寺秘密縁起(神峰山寺文書)の「当山寺領所之事」の中に「萩谷村四十斛」とある。この部分は縁起中「追加之鈔」にあたるもので、一五世紀をさかのぼらないと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android