おち‐くだ・る【落下】
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
- ① 逃げのびる。
- [初出の実例]「東国の方へ落くだり〈略〉前兵衛佐頼朝をたのまばやとは思へ共」(出典:平家物語(13C前)三)
- ② 高所から降りてくる。落下する。
- [初出の実例]「即ち、盛孝、大なる穴に入て、頭を逆さまに堕下る」(出典:今昔物語集(1120頃か)一七)
- ③ 悪くなって価値がさがる。堕落する。おちぶれる。
- [初出の実例]「すべて世のうつりゆくさまのひが事が道理にて、わろき寸法の世々をちくだる時どきの道理なり」(出典:愚管抄(1220)七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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