落物(読み)おちもの

精選版 日本国語大辞典 「落物」の意味・読み・例文・類語

おち‐もの【落物】

  1. 〘 名詞 〙 落ちているもの。落としたもの。遺失物
    1. [初出の実例]「是に由りて、盗賊(ぬすひと)恐懾(おちひし)て、路に遺(オチモノ)(と)らず」(出典日本書紀(720)皇極元年正月(岩崎本訓))

おとし‐もの【落物】

  1. 〘 名詞 〙 気がつかないで落としたもの。遺失物。また、気づかずに落とすこと。
    1. [初出の実例]「おとし物したる主と拾ひたる主と曲直裁判の話」(出典:随筆・梅園叢書(1750)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android