落重なる(読み)オチカサナル

デジタル大辞泉 「落重なる」の意味・読み・例文・類語

おち‐かさな・る【落(ち)重なる】

[動ラ五(四)]
落ちたものの上に、さらに落ちて重なる。「木の葉が―・った山道
重なって落ちる。
「馬の上にて引っ組んで、波打ち際に―・って」〈謡・敦盛

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精選版 日本国語大辞典 「落重なる」の意味・読み・例文・類語

おち‐かさな・る【落重】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 物や人の上に落ちて重なる。また、重なって落ちる。
    1. [初出の実例]「馬には人、人には馬、落かさなり落かさなり」(出典:平家物語(13C前)七)
  3. 同じものが落ちて増加する。
    1. [初出の実例]「タニノ シタミヅモ vochicasanaru(ヲチカサナル)〈訳〉谷の水もまた増水する」(出典日葡辞書(1603‐04))

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