葛の絃(読み)かずらのお

精選版 日本国語大辞典 「葛の絃」の意味・読み・例文・類語

かずら【葛】 の 絃(お)

(隠者クズのつるなどを琴の弦としたというところから) 隠者などがかなでる音楽実際には聞こえない、心の中の音楽にたとえられる。かずらお。
※後拾遺(1086)雑五・一一四九「たえにける僅(はつ)かなる音を繰り返へしかづらのをこそ聞かまほしけれ〈大中臣能宣〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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