デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「蒔岡幸子」の解説 蒔岡幸子 まきおか-さちこ 谷崎潤一郎の小説「細雪(ささめゆき)」の登場人物。大阪船場の旧家の次女で,愛称は中姉(なかあん)ちゃん。夫は会計士の貞之助。蒔岡家の全盛時代にそだてられ,精神的,肉体的にもろいところがあるが,未婚の妹雪子と妙子の相談役であり,たよられる存在である。小説は昭和18年から「中央公論」に発表。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例