蒙籠(読み)もうろう

精選版 日本国語大辞典 「蒙籠」の意味・読み・例文・類語

もう‐ろう【蒙籠】

〘形動タリ〙
草木が乱れ茂るさま。また、物が一帯を蔽っているさま。
菅家文草(900頃)三・見越州巨刺史秋夜夢菅讚州之詞、写之有感「北山南海隔皇城、煙水蒙籠夢裏情」
② ぼんやりしてはっきり見えないさま。また、物事のはっきりしないさま。朦朧。〔色葉字類抄(1177‐81)〕 〔白居易‐眼病詩之一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android