蒲生浦(読み)がもううら

日本歴史地名大系 「蒲生浦」の解説

蒲生浦
がもううら

[現在地名]越廼村蒲生

西は日本海、東は丹生山地がせまり、北は茱崎ぐみざき浦。古代賀茂かも(和名抄)を「足羽社記略」は「賀茂 今云蒲生浦」とする。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では「天下領村」に含まれる。正保郷帳に村名がみえ、田方五石余・畠方二八石余。福井藩領。当浦は茱崎浦とともに福井藩へ初鱈を献上していたが、天明八年(一七八八)甲楽城かぶらき(現南条郡河野村)と引換になって中止されたという(越前国名蹟考)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android