蒸立(読み)むしたて

精選版 日本国語大辞典 「蒸立」の意味・読み・例文・類語

むし‐たて【蒸立】

  1. 〘 名詞 〙 いま蒸したばかりであること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「堂供養昔の人を思ひ出され〈賀子〉 胸は煙のむしたてをまく〈満平〉」(出典:俳諧・飛梅千句(1679)賦練何誹諧)

ふかし‐たて【蒸立】

  1. 〘 名詞 〙 ふかしたばかりであること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「顔は真赤にして、ふかしたての如く」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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