蒸立(読み)むしたて

精選版 日本国語大辞典 「蒸立」の意味・読み・例文・類語

むし‐たて【蒸立】

  1. 〘 名詞 〙 いま蒸したばかりであること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「堂供養昔の人を思ひ出され〈賀子〉 胸は煙のむしたてをまく〈満平〉」(出典:俳諧・飛梅千句(1679)賦練何誹諧)

ふかし‐たて【蒸立】

  1. 〘 名詞 〙 ふかしたばかりであること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「顔は真赤にして、ふかしたての如く」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む