デジタル大辞泉 「蓬の門」の意味・読み・例文・類語 よもぎ‐の‐かど【×蓬の門】 ヨモギが生い茂って荒れ果てた門。また、ヨモギで屋根を葺ふいた粗末な門。「宿見れば―もさしながらあるべき物を思ひけむやぞ」〈かげろふ・中〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「蓬の門」の意味・読み・例文・類語 よもぎ【蓬】=の[=が]門(かど) よもぎの生い茂って荒れている門。また、よもぎで葺(ふ)いた粗末な門。あるいは、貧者や隠者の家の門。また、その家。自分の家をへりくだってもいう。蓬門(ほうもん)。[初出の実例]「宿見ればよもぎのかどもさしながらあるべきものと思ひけんやぞ」(出典:蜻蛉日記(974頃)中) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例