蔀む(読み)しとむ

精選版 日本国語大辞典 「蔀む」の意味・読み・例文・類語

しと・む【蔀】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 マ行四段活用 〙 風雨などを防ぐために蔀などを設ける。また、波で積荷が濡れないように、苫(とま)、莚(むしろ)などで囲う。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「おもてにたてをしとませ」(出典:幸若・敦盛(室町末‐近世初))
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 [ 一 ]に同じ。
    1. [初出の実例]「かべは杉の青葉にてしとめ」(出典:宗湛日記‐天正一六年(1588))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android